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松尾スズキの【のっぴきならない日常】vol.479 HTML特別版(2/2)

松尾スズキの、のっぴきならない日常
松尾スズキの、のっぴきならない日常 / 2021年8月20日発行 /Vol.479(2/2) 「スズキの小屋 第24弾」 ~ゲスト/オクイシュージさん 進行/河井克夫さん~ 恒例の対談シリーズ「スズキの小屋」。今回は、先日開催されたオンラインイベント『スナック松尾Vol.3』で、ゲストとして登場してくださった俳優のオクイシュージさんとのトークの文字起こしを再録。進行は漫画家・俳優の河井克夫さん。リアルタイムでご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、あらためて、松尾作品の常連でもあるオクイさんの魅力にまみれてみてください! ◎芝居でやるのが怖いシーン オクイ 松尾さんって今まで、芝居だけど怖かった、というのはあります? このシーンは、やるのが怖いとか。 松尾 あるよ、それは。2日連続、セリフが同じシーンで出ないことがあって。そのときは、ちょっと怖かったね。なんとか絞り出したんだけど。相手が阿部(サダヲ)だったんで、まぁ、笑いに変えてはくれたんだけど、すげえ焦ったね。でもまあ、俺には、よくあることか(笑)――全く出てこなくなるとき。だいたいそういうとき、同じタイミングで舞台に出てる人間に「俺、どう言うと思う?」って聞くんだけど。 オクイ ずるい(笑)。 松尾 でもね、不思議と、答えてくれる人と答えてくれない人がいるんですよ。 オクイ 当たり前ですよ。ふつう答えませんよ(笑)。でも、俺、『フリムン(シスターズ)』は怖かったですねえ。 河井 ナニ的に? オクイ ひとりでワーッとラップを歌うシーンがあったじゃないですか。あそこが、ずーっと怖かったですね。なんか音が……バンドの音楽がかかってるので、言葉と音がちょっとズレると、全部ズレちゃうんですね、自分の中で。それが合う日と合わない日があって、合わないときは一瞬パンッと飛んじゃうんですよ。あれは、すっごい怖かったです。

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  • 有名役者がひしめく「大人計画」を主宰し、芥川賞候補の作家、岸田國士戯曲賞受賞の演出家、現代日本を代表する怪優など、才能が溢れすぎて困っているのに、謙虚な佇まいが魅力的すぎる松尾スズキ。そんな彼のメルマガは、日記、質問&人生相談(もちろん本人が答えます)など読み応えタップリ! これだけのボリュームで月々たったの500円!!
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