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佐々木俊尚の未来地図レポート 2021.8.23 Vol.667
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【今週のコンテンツ】
特集
移動生活が広まれば、社会は「集約」から「分散」へと移行する
〜〜東日本大震災と新型コロナ禍という二つの災いは何をもたらしたのか(後編)
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■特集
移動生活が広まれば、社会は「集約」から「分散」へと移行する
〜〜東日本大震災と新型コロナ禍という二つの災いは何をもたらしたのか(後編)
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新型コロナ禍は、わたしたちの物理的な移動をストップさせています。旅行や帰省は感染を拡大させるものとして自粛を求められ、この1年半のあいだ自宅になかば閉じこもって暮らしている人も少なくないでしょう。しかしもう少し長い時間の射程で見れば、このパンデミックは逆に人々の移動をうながす方向に進むのではないかとわたしは考えています。
なぜなら移動は、リスクヘッジ(リスクを分散し、リスクを減らすことができる対策)の機能を持っているからです。今回のコロナ禍でも、都市での感染を避けるため地方に疎開した人はたくさんいました。こういう行動に対して「地方で感染を広げるなんて」という批判も多く出ました。この批判は当然です。しかしもう一歩踏み込んで考えると、地方で感染を広げてしまうのは、地方に行った人がそこで三密をつくり、濃厚接触してしまうからです。
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