久米信行ゼミ「オトナのための学び道楽 」
毎月第1-4 火曜日発行 vol.51 2021/08/24 発 行
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●目次
1. 今週のできごと
頭のよくなる(よく見える)3+3の回答原則
2.今月の課題/「東京2020 私なら開会式はこうする」
もっと東京押し!
3.「お笑いディベート道場」
「リモートワークと通勤はどっちが最高か?」
4.お気軽参加コンテンツ
・「わたしのイチオシ」
上州太田焼きそば
・私だけの絶景「#〇〇クラブ」
繁華街の気になる看板/ニッチすぎる専門店
・フツーのおたより(なんでも歓迎の雑談)
草の根ファンクラブに共感!
5.久米のイチオシ
話術は事実も塗り替える?詭弁から身を護る映画とドキュメンタリー
6.オトナの放課後相談室
質問力を高めたい
7.告知
デビュー50周年記念 諸星大二郎展 異界への扉
8.あとがき
エアコンはなぜ真夏に壊れるのか?
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1.今週のできごと
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私、久米信行が今週感じたこと、印象に残ったこと、考えたことなどをコラムとしてお伝えしていきます。
「頭のよくなる(よく見える)3+3の回答原則」
みなさんは報告者やレポートを書くのは得意ですか?
会議で発言を求められた時に工夫をしていますか?
先週は、iU 情報経営イノベーション専門職大学の教え子たちの採点にいそしみました。
特に採点が大変なのは、ビジネスフィールドリサーチ=企業経営の様々な問題解決を考えるケーススタディの授業レポートです。
この授業では、実際にあった企業の事例、時には架空のケースを元にして、「あなたが経営者なら、この経営不振で資金繰りに行き詰ったテニスクラブをどうしますか?」「あなたが画期的な新商品のブランドマネージャーで、自社の売れ筋商品が売れなくなるので社内の反発があるところ、どうやって売りますか?」といった個々のケースについて考えてもらいます。そして、事前にレポートを書いて提出、グループワークとクラス発表で考えを深め、事後の学びもレポート提出してもらうのです。
なぜ、採点が大変かというと、正解が一つではないからです。マーケティングの4Pとは?4Cとは?といった問題なら、採点は頭を使わずにできるのですが、この授業はそう簡単には行きません。囲碁や将棋の次の一手と同じく、様々な角度から検討し、複数の回答ができるからです。
今年から始まった授業なので、試験的にハーバードビジネススクールのケーススタディなどを活用しました。しかし、ビジネス経験の無い20歳前後の学生には、まだ難しかったかもしれません。
結果として、名答もあるにせよ、数々の迷答、珍回答に出くわし、吟味することになりました。そして、どんな回答が、グッと私の心をつかむのか、考える良い機会にもなりました。
そこで、今回は、レポートを書く際に、あるいは会議などで発言する際に、どうやって回答したら効果的で印象に残るか、一緒に考えてみましょう。
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