★RANGAI文庫通信 No.36
2021年8月25日発行
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目次
■RANGAI文庫編集室より
「関東はじめ都市部緊急事態宣言
から連想する日野原重明氏と聖路加チャペル」
■RANGAI文庫賞第二回募集中
■早坂の近況
「イベルメクチンとクラリス」
「槙辺玲二さん」
■古い記録より
「さくらさくらはこともなく散る」
「涙の樹」
「ギャロとバスキアと自分のラッパ」
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■RANGAI文庫編集室より、早坂類です。
関東はじめ都市部は緊急事態宣言下。
皆さんご無事でしょうか。
福岡も切迫してきました。
ふと地下鉄サリン事件を思います。
当時、聖路加国際病院にたくさんの被害者
が運ばれました。日野原重明氏が院長でし
たが、事件時にすでに83歳。現場で陣頭指
揮をとったというのだから物凄い生命力で
すが、今、日野原医師が生きていたら何を
するだろうと思います。
聖路加病院建て替え時、日野原氏の発案で
災害時や戦時にチャペルを病症として使え
るようにし、待合室などの壁の中には酸素
配管を張り巡らしておいたそうです。その
発想のきっかけとなったのは、戦時、病院
に入りきれず野外で亡くなった方々を見た
ことだったとか。
そして地下鉄サリン事件時、症状の軽い人
達はそのチャペルで治療を受けることがで
きました。
今、自宅で放置されるコロナ患者を一般の
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