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伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』
第443号2021.8.24配信分
●既存メディア/ジャーナリストを疑おう
先般私のSNSのコメント欄に以下の書き込みがあった。「先日某氏の動画
を見ていると、新型BRZ/86の試乗でヘルメットもしていないのに、コースイン
後いきなりアクセル全開(サーキットだけど)されていて、危ないなあと感じ
ました(笑)。タイヤも温まっていないし、車の各所をまずは慣らすのがプロ
では無いのかなあと。」
ある自動車ジャーナリストの名を記す機会があって、関連する形で書き込ま
れたものだが、ここにクルマを評価する上で重要なポイントが示されている。
以下は私の経験則から導き出された考えで、絶対的な真理というわけではない。
予め断って話を進めたい。
私らフリーランスの自動車ジャーナリストは、いわゆる”士業”と呼ばれる
職業のように国家が認める資格があるわけではない。あなたが明日名刺に肩書
を添えて「こういう者です」と名乗ればそれなりに振る舞うことは可能だろう。
もちろん、それで食えるかどうかは話が別だ。需要と供給は常について回り、
生活に耐え得る収入が手に入るかどうかは分からない。
IT(情報技術)の進歩によって、インターネットが既存メディアに代わる
存在として注目されるようになってかれこれ四半世紀。通信のデジタル化とと
もに高速大容量伝達が可能となった頃合いにS.ジョブスのアップルが画期的
なモバイル端末iPhoneを発売して世の中を一変させた。
初期の第一世代が2007年1月発表、6月発売。翌年7月に3G(第三世代)
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