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「神格化」する習近平、恐怖感与え支配 最大リスクは「国内停滞」

勝又壽良の経済時評
  • 2021/08/26
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習近平思想が必須科目へ 恐怖感で国民を支配する 追放の身ジャック・マー 「ヒトラー」の轍踏むな 中国は現在、パンデミック後に露呈した中国社会の脆弱性に慌てふためいている。最大の要因は、出生率の低下である。国力の源泉は人口動態にあるのだ。 長い間、この現実に見向きもせず、GDP押上げだけに気を配ってきた。今ようやく、厖大な債務が家計・企業・地方政府を圧迫している現実に気付かざるを得なくなった。同時にそれが、出生率を引下げる悪循環過程をもたらしたことも認識したはずである。 中国が直面する問題は、出生率の低下と過剰債務の圧迫が、中国経済の成長循環過程を狂わせてしまった現実にある。ここまで、内部矛楯を溜め込んでしまった以上、短期的に解決する方法はない。 かつての日本は、1990年のバブル崩壊後に苦難の道を辿った。そこからの回復にどれだけの時間と停滞を余儀なくされたことか。振り返っただけでもゾッとさせられる。これと同じ過程が、今後の中国に始まると見て間違いないであろう。中国だけは別、という簡便法は存在しないのだ。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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