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Crazy Culture Guide Vol.263 アメリカン・ポップ・カルチャーとしての「干し首」(その1)、川瀬陽太連載ほか

高橋ヨシキのクレイジー・カルチャー・ガイド!
2. アメリカン・ポップ・カルチャーとしての「干し首」、その起源(その 1) 延々とお待たせしてしまっておりましたが、ようやくアメリカン・干し首 カルチャーについて色々分かってきたので書いてみることにします。なん でこんなに手間取ったかというと、実はリアル干し首(とくにエクアドル の原住民が作っていた「ツァンツァ」と呼ばれるものや、アマゾンのヒバ ロ族が作っていたもの)や、それが1920年代〜30年代にかけてノベルテ ィとして流通したときに派生した、山羊やサルの皮を加工したイミテーシ ョンについての資料はわりとすぐに見つかったものの、それがどのように してアメリカでポップ化し消費されていったのかについて、なかなか分か らなかったということがあります。ポップ化した干し首表象は、とくに 1960年代のアメリカでは「干し首大ブーム(シュランクン・ヘッズ・クレ イズ)」というほどの盛り上がりを見せたのですが、その経緯がどうにも 掴みづらかったんです。ちなみに本物(あるいは本物ということにして取 引されていた)干し首は、1933年に50ドルくらいしたそうです。これは 現在の貨幣価値だと800ドルとか、そのくらいになるんだそうです。

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