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【痛くない死に方 2021年第34号】長尾はいつ、イベルメクチンの効果に気が付いたのか?お話します。

長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 2021/08/27
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2021年 第 34 号 【長尾和宏の「痛くない死に方」】 こんばんは。長尾和宏です。 失われた二度目の夏が過ぎようとしています。 この2021年の日本において、「あ~!楽しい夏休みだった」 という人なんて、いないんじゃないのかな。 僕はもともと、この仕事についてからプライベートな夏休みを しっかり取ったことなんて一度もなかったけれど、それでも、 自分が生まれた季節だということもあって、冬より夏がダンゼン 好きだし、たとえば、クリニックの屋上で、100人の我がスタ フたちと、ビールを飲んだり、バーベキューをしたり。 もしくは、長年お付き合いしている在宅患者さんの家で、スイカ を食べたり、花火を見たりして、毎年それなりに楽しい夏を送っ てきた。 映画『痛い在宅医』を観てくれた人には、映画のラスト近くで、 末期がん患者役の宇崎竜童さん、奥さん役の大谷直子さん、そ して主人公・河田医師を演じた柄本佑さん、訪問看護師役の、 余貴美子さんが、縁側で少しだけお酒を呑みながら一献する シーンがある。僕もあの映画のなかで、大好きなシーンのひとつ。 あのシーンは、東京板橋区の、古い大きな一軒家で撮影した。 映画撮影用に貸し出している「若木の家」というスタジオだ。 2年前のちょうど今頃である。 あの花火のシーンのときは、僕も立ち会った。 庭の蛙がうるさくて、スタッフみんなで、庭に出て、蛙を黙ら すのに必死だった。冷房もなく、みんなが必死で団扇を仰ぎな

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  • 長尾和宏の「痛くない死に方」
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