今週のざっくばらん
「ハワイに自動車を送るミッション」という「大ボス」を倒した話
先週、ハワイに自動車(Lexus RX350)を送るべく、港まで自動車を運んだのですが、その手続きにとても苦労しました。自動車を送る際に使うべき船会社(Matson)は、比較的簡単に決まったのですが、そこのウェブサイトによると、船で自動車を送る際には、自動車の所有者であることを証明する書類(もしくは、所有者からの承諾書)が必要だとのことで、そこにとても手間がかかりました。
私としては Lexus RX350 は売却し、ハワイで Tesla Model Y を購入しようと計画し、ようやく妻も説得したところだったのですが、実際に Tesla に注文しようとすると、納車は来年になるとのことなので、とりあえず見送ることにしました。
Lexus RX350 は、リース中だったので、所有者は私ではなく、トヨタファイナンスです。そこで、トヨタリースに連絡をし、輸送の承諾書を書いてもらおうとしたのですが、「それは出来ない」と頑なに拒否されてしまいました。マニュアルにないことは出来ない会社のようです。
そこで、リースを繰り上げて買い取ることにして、6月に送金をし、書類も送ったのですが、7月になっても手続きが終了しないのです。連絡をすると、私が送った書類に不備があり、手続きが出来ないというのです。そこで、修正した書類を郵送で送り、1週間後に連絡をしたのですが、書類が届いていないというのです。
そんなことをしているうちに、予約していた船に間に合わなくなってしまったので、船会社に連絡をして一便遅らせてもらいました(便は3週間に一本です)。
米国では、郵便はたまになくなることがあるので、email で送りたいと言うと、「email では書類は受け付けない。郵送かFAXに限る。早くしたいなら FAXが良い」と言うのです。いまやほとんどの不動産取引ですら DocuSign で行う時代に、いまだに「郵送かFAX」とは困った会社です。
FAXマシンは10年以上前に捨ててしまったので、しかたなく、近所の Fedex の代理店から FAX を送りました。値段は安いのですが、FAX一枚送るのに移動時間も入れると30分以上かかります。
翌日にトヨタファイナンスに電話すると、FAXは届いたけど、書類手続きには2週間以上かかるというのです。それでは、さらに一便遅れることになるので、「それは困る!」と言うと、「Fedex 番号を教えてくれたら Fedex ですぐに送る」というのです。
仕方がないので、再び Fedex ストアに行って「Fedex 番号が取得したい」というと、「Fedex番号はウェブサイトで取得してください」と言われて少しショックを受けました。無駄足だったのです。
家に戻って Fedex 番号を取得し、トヨタファイナンスに電話をすると、「現在、あなたのリースは、書類手続き中なのでデータベースにアクセス出来ません」と言います。「データベースにアクセス出来なくても良いから、Fedex 番号だけ受け取って欲しい」というと、「データベースにアクセス出来ないので、Fedex 番号を入力することは出来ません。1週間後に連絡してください」という冷たい返事が返って来ます(その後、Fedex 番号を伝えることには成功したのですが、結局、書類は普通郵便で送られて来ました)。
この時点で、「二度とトヨタからはリースしない」と誓いました。
そうこうしているうちに、次の便も逃すことになってしまったので、船会社に「所有者であることを証明する書類が間に合わないから、もう一便遅らせたい」と連絡をしました。すると「その書類が必要なのはハワイから本土に自動車を送る場合のみです。本土からハワイに送る場合には不要です」という返事が返って来ました。
つまり、私がトヨタファイナンスとしたやりとりは全て無駄だったのです。船会社のウェブサイトを見ると、確かに「ハワイから本土に送る場合は」と但し書きが追加してありました。
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