中国景気に変調、日本にも影響
「中国の輸入が春から減少」
中国経済に変調が伺えます。日本の輸出の2割強を占める市場の変調は、外需頼みの日本経済に不安材料となっています。
7月の中国の経済指標が軒並み悪化したことで、米国株も動揺しましたが、変調の兆しはその前から見られました。前年比でみると昨年のコロナによる落ち込みと回復の影響が今年の数字に出るため、わかりにくくなっていますが、中国の内需を反映した輸入が、水準的には今年の春をピークに、頭打ちから減少を見せています。
ドルベースの前年比では4月の43.5%増から5月は51.0%増、6月の36.7%増、7月の28.1%増と、大幅な増加が続いているように見えます。しかし、実質ベースの季節調整後の前月比では5月から横ばい、減少となっていて、その影響がすでに日本の中国向け輸出の減速に表れています。中国の内需に、何がしかの変調が起きています。
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