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習近平と「ヒトラー」の類似性、中国危機の本質を歴史から探る

勝又壽良の経済時評
  • 2021/09/02
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毛沢東の誤り真似る習近平 ヒトラーは経済で民心掴む 「中華再興」大いなる錯誤 ワーテルロー戦いの教訓は 中国の習近平氏は、第二次世界大戦を引き起したドイツのヒトラーに良く似ている行動パターンである。2012年に国家主席に就任した時、前任の胡錦濤氏の路線を引継ぎながらも、微妙に路線転換をし始めていた。 習氏は政権の安定を図るべく、共産党革命二世「紅二代」の支持を取り付ける目的で、彼らに国有産業を中国経済の中心に据えることを確約した。国有企業は、「紅二代」の利権が絡む宝の山であるからだ。習氏は最初から、中国近代化が目的でなく、身内の「紅二代」の利益を保証し、自らの政権長期化を図る戦略に立っていたのだ。 ヒトラーは、合法的にドイツの政権を握った後に、ナチス党による独裁政権を敷いた。ナチス党員は約390万人(1933年末)。青少年組織(14~18歳)のヒトラーユーゲントは、強制的加入で約800万人とされ、ドイツ国民10人に一人という構成であった。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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