1.与野党の違いを知ることは政治家への適切な提案の仕方を知ること
こんにちは、千正組の千正康裕と西川貴清です。
菅総理が自民党総裁選に立候補しないことを表明し、一気にきな臭くなってきました。
自民党の総裁選は「9月17日告示・同29日開票」のスケジュールで行われます。また、総裁選に前後して衆議院議員の選挙も行われます。10月中なのか、それとも11月中なのか、報道も錯綜している状況です。
とはいえ、間違いないことはこの秋に選挙が行われるということです。
選挙は皆さんがこうあるべき、と思う政策を皆さんの代わりに実現する代表、国会議員を選ぶものです。今の与党の政策が気にいらない、野党は反対ばかりだから、という理由だけで投票するのではなく、きちんとその政治家個人が何をしてくれるか、ということも考えながら投票したいものですね。
でも、個々の政治家がどんなことに関心を持って取り組んでいるか、ということは国民からはなかなか見えにくいものです。
ですので選挙直前には、個々の政治家の考え方の違いをできるだけ簡単に調べる方法についてまとめた記事を執筆する予定です。楽しみにお待ちいただければと思います。
さて選挙はとても重要な政治参加の機会であることは間違いないのですが、大きな課題が3つあります。
一つ目は、マニフェストには、代表的な政策しか書いていないことです。
マニフェストは政党が「私たちが政権をとれば、こんなことを実現します」という目玉政策を並べ、皆さんの判断を仰ぐものです。そこにいろんな政策についてすべてを細かく書いても、他党との違いが逆にわかりにくいです。
多くの人の関心を引くような政策について大きく取り上げることが多くなります。(細かい字で、あらゆる分野の政策が書いてある資料をマニフェストの付録のように公表するケースもありますが、おそらくそこまで読み込むのは難しいでしょうし、候補者も全部理解しているか疑問です)
そうなると、皆さんの関心のある政策については、マニフェストで明確に書かれていないこともありえます。そのような場合には、その政党が皆さんの関心のある政策を実現してくれるか、わからないことになります。
二つ目は、マニュフェストの公約は、抽象的な表現も多いということです。
例えば、「子育てしやすい環境を作ります」とか「中小企業の生産性向上を支援します」とか、書いてあっても、具体的に何をしてくれるのかは、よく分かりませんし、スピード感も不明です。
三つ目は、マニフェストはあくまで選挙の時点の論点しか提示してくれないことです。
選挙は、衆議院の場合は通常は4年に一回(任期前の解散もあります)、参議院は3年に一回(任期は6年。3年ごとに半数改選)実施されます。
選挙は数年に一回ですが、選挙と選挙の数年間で皆さんの生活は結構変化しますよね。
お付き合いしている人と結婚したり、はたまた離婚したり、赤ちゃんが保育園に入る年齢になったり、学生から社会人になったり、転職したり、退職したり。。。
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