今週のざっくばらん
自動車に設置した Apple AirTag
ハワイに送る手配をした自動車に Apple Air Tag を仕掛けた話をしたと思いますが、FindMe アプリによるとホノルル(オアフ島)の港に到着したようです。
残念なことに航海中の様子をキャッチすることは出来なかったのですが、一度船に積んでしまえば、目的地に着くまでは誰も近づかないので、キャッチすることが出来なかったと解釈しています。
この後、私の車は、別の船でハワイ島に向かい、そこで別の業者がピックアップして私の家まで運んでくれる手筈になっています。
AirTagはものを無くした時だけに使うと誤解している人が多いと思いますが、こんな時にこそ大活躍をします。
他にも、飛行機に乗る時にスーツケースに入れておく大切なものを宅急便で送る際に荷物の中に入れておく人に一時的に貸すもの(自転車、自動車など)に仕掛けておく自転車に盗難防止のために仕掛けておく
なども可能で、使い方次第ではとても有効です。
HPQはGrowth株の夢を見るか?
少し前に、クラウド上に置いた Windows パソコンにリモートでアクセスするサービス Windows 365 には大きなポテンシャルがあると、このメルマガに書きました。セキュリティやソフトウェアやハードウェアのアップデートコストを考えれば、こんな「バーチャル・デスクトップ」の方が圧倒的に優れており、企業のIT部門がそれに気がつくのも時間の問題だからです。
その時に、Teradici という会社がバーチャル・デスクトップを可能にする PCoIP の技術で業界の先端を走っており、Google や Amazon にまで採用されていることを知り、「この会社の株を持ちたい!」と思いました。しかし、その時点では、残念ながら未上場の会社であることが分かり、残念な思いをしました。
ところが、先日マリーさんとの対談で、Teradici が HP に最近買収されたことを知りました(HP To Acquire Teradici: ‘Huge Asset’ In Remote Computing Push)。
その時は、当然買収したのは、エンタープライズ向けのサービスを提供する HPE (Hulett Packard Enterprise)だと思い込んでいたのですが、調べてみると、パソコンやプリンタを販売する HQP (HP Inc.)の方でした。
HPE は、HPQから成長が期待されるエンタープライズ向けのサービスビジネスは HPE が引き取るという形でスピンアウトした会社で、HPQには、あまり成長の期待出来ないパソコンとプリンタのビジネスのみが残されました。
HPEをスピンアウトした後のHPQの業績を見ると、パソコンとプリンタのビジネスが稼ぐ現金で配当を出したり自社株買いをする、典型的な「最後の果実の収穫」のフェーズに入った会社のように見えます。
当然ですが、売り上げも利益も増えておらず、株価も一株利益の10倍以下と低迷しています。典型的な「Value株(成長性はないものの、継続的に利益を上げている会社の株)」です。
通常であれば、こんな成長性のない株には一切手を出さない私ですが、これから大きな成長が期待されるバーチャル・デスクトップ市場で、主要な役割を果たすであろう Teradici を買収した点は、非常に興味深いと感じたので、少しだけ株を購入することにしました。
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