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第180回 分散型保険とブロックチェーン その2

ヤスの第四次産業革命とブロックチェーン
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… 第180回 分散型保険とブロックチェーン その2 …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼今回の記事 まず今回も、ビットコインを中心とした暗号通貨の全体的なトレンドを紹介する。次にメインテーマとして、「分散型保険」の分野で注目されているプロジェクトを一挙に紹介する。 ▼今週の暗号通貨の動き それではいつものように、暗号通貨に投資をしている人々の間で話題になっているニュースをいくつか紹介する。 ●ビットコイン相場の過激な予測 ビットコインの強き相場が続いている。5万ドルを突破すると、次の7万ドルの水準には一挙に行くのではないかと予測されている。そうしたなか、極端な相場予測が発表され、SNSで注目されている。 最近、金融サービス大手の「フィデリティ」のアナリストが、ビットコインは2038年には10億ドル(約1100億円)に達するだろうと言ったのだ。いまから17年後だ。これはあまりに極端に楽観的な予測だが、SNSで投資家の間で注目を集めている。その可能性がまったくないとは言い切れないのではないかとする意見も多い。 多くのアナリストやビットコインの達人たちが長年にわたって予測をしてきたが、たいていは間違っていた。例えばヘッジファンド・マネージャーのマイケル・ノボグラッツは、2017年にビットコインが4万ドルに達すると予測したが、実際は2万2000ドルだった。 また金融サービス大手、「ビットメックス」のCEOであるマイケル・ヘイズは、やはり2017年にビットコインが5万ドルに達すると予測した。これも大外れだった。 反対に、ビットコインの価格を過小評価する予測もあった。やはり2017年に、影響力のあるアナリストは1000ドルから848ドルの範囲に下落すると予想した。2017年12月には2万2000ドルまで上昇したので、これも大きく外れた。 これを見ても分かるように、過去の多くの予測は間違っていた。したがって、この「フィデリティ」のアナリストの極端な予測も大きく外すかもしれない。しかし、ビットコインの供給量は2100万コインと決めらている。この制限枠を越えた供給はない。すでに現時点で18,805,412.5ビットコインが存在する。これはビットコインの総供給量のほぼ90%だ。ということでは、時間が経過するにしたがって供給量は制限されるので、ビットコイン1単位あたりの価格は上昇するはずだ。 そのような点を考慮して、多くのアナリストは相場の激しい乱高下もありながらも、ビットコインの相場はかなり強きに展開すると予想している。先の2038年までに10億ドルという予測は極端にしても、2025年くらいまでに50万ドル、100万ドル、また2030年を過ぎると1000万ドルに達するという予測は多い。対照的に、弱気の予測はかなり少なくなっている。これを見ると、少なくとも短期的には、ビットコインの相場は強気に展開するようだ。 ●ツイッターが始めるビットコインのチップ そうしたなか、ビットコインの相場をさらに楽観的にさせる動きもある。

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  • ヤスの第四次産業革命とブロックチェーン
  • 昨年から今年にかけて仮想通貨の高騰に私たちは熱狂しました。しかしいま、各国の規制の強化が背景となり、仮想通貨の相場は下落しています。仮想通貨の将来性に否定的な意見が多くなっています。しかしいま、ブロックチェーンのテクノロジーを基礎にした第四次産業革命が起こりつつあります。こうした支店から仮想通貨を見ると、これから有望なコインが見えてきます。毎月、ブロックチェーンが適用される分野を毎回紹介します。
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