習氏が「大将」大量生産
英空母の威力で中国圧倒
日本はNATO加盟近い
戦略家分析「中国の弱点」
中国の習近平国家主席は、今年の5月と9月に相次いで中国人民解放軍の高級将官(上将=大将)人事を行った。
5月には、4人の上将が誕生した。いずれも50代である。この日4人の上将昇進で2012年に習主席が中央軍事委員会主席に就任してからこれまで61人が上将の階級章を付けたと香港明報は集計した。習氏が軍トップに就任以来、大将が61人も誕生したのである。
目を引くのは「現場の叩き上げ」組が「大将」という最高ポストについたことだ。劉振立陸軍司令官(59)の場合、19歳で入隊し対ベトナム戦に参戦。最前線中隊長として1年余りの間に36回ベトナム軍の攻撃を防ぎ、最小の対価で最後の勝利を収めたという。その後2等功勲1回、3等功勲を3回受けている。
この軍歴を見れば、勇敢な兵士であったことは疑いない。ただ、人民解放軍全軍を効率的に配置・指揮するというトータル・マネジメントには疑問符がつく。先進国の軍隊を相手にする場合、その手腕は未知数であるからだ。
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