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在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説 大澤 裕 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1.鳩山由紀夫氏に問う 2.北朝鮮「地上の楽園」報道の40年後 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1.鳩山由紀夫氏に問う ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「中文導報」は中国語の週刊新聞です。 すべて中国語で書かれていますが、1ページだけ日本語の部分があります。9月2日付のその日本語記事で鳩山由紀夫元首相と程永華元駐日大使の対談が掲載されていました。 「中国は決して脅威ではない」との表題で一帯一路政策や日中経済協力の重要性を語っています。その最後の鳩山氏の言葉に目をむきました。そのまま抜粋しましょう。 ============ 鳩山氏は「 過去一世紀を振り返ると日本による不幸な侵略があった 。 そういったものをはじめ中国は極めて大きな困難に直面したが、その度に 中国の共産党が人民とともに困難を克服してきた。 そのことに対して最大限の敬意を表する」と述べた。そのうえで「 中国共産党は結党以来、巨大な人口、国土、そして民族多様性を抱えた国家をひとつにまとめあげ、そのことによって人民の生活を向上させてきた 。そのことは大変大きな立派な歴史的な事実であって、世界的にもっと評価されるべきことではないか」との考えを示した。 ============= まるで中国共産党が言ってほしい事をそのまま語っているようです。 鳩山氏は日本の元首相です。世界中に「日本の元首相はこう言っている」と発言を引用できます。中国共産党にとっては、こんなありがたい人はいないでしょう。 私も中国人の友人が何人もいます。しかし中国との友好を望むことと中国共産党をほめたたえることは違います。 鳩山元首相に問いたいのは、こういった発言が本当にあったのか? もし発言がゆがめられているなら、厳しく訂正を求めたか、という事です。 「役に立つバカ(useful idiot)」という言葉があります。同じような意味で「エージェント オブ インフルエンス(Agent of Influence)」という言葉もあります。 これはソビエトや東側諸国の宣伝をする西側の協力者を指す言葉として用いられました。本人は自分自身を東側の協力者と思っていません。しかし実際には都合良く宣伝に利用されていて、東側から冷笑されていた左翼系の知識人や権力者の事です。 鳩山氏は中国共産党にとって「役にたつバカ」または「エージェント オブ インフルエンス」になっているように見えます。 (以下、メルマガに仮登録して本文をお読みください)

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