菅義偉総理の不出馬により、自民党総裁選挙は勝者がまったく見えない。
先週のメルマガで私は的外れな予想をしてしまったが、日替わりで状況が変わるのでまったく予想がつかない。
河野太郎・ワクチン担当大臣が麻生派を徐々にまとめているので、「岸田(文雄)vs.河野」になりつつあるが、高市早苗氏が細田派をまとめた際は構図が一変する。 石破茂氏も直前まで態度表明をしない方向だ。
いずれにしても1回目で過半数を獲得する候補がいないと予想されるので、あらかじめ決戦投票で誰を推すかまで考えての総裁選となっている。
一方、野党は市民連合の仲立ちにより立憲、共産、社民、れいわで共通政策を発表し共闘に向けて一歩前進したが、国民民主党は加わらなかった。 今後、共産党は国民民主党候補が単独で出ている選挙区には公認候補を出すだろう。 逆に、共産党候補だけが立っている選挙区には国民民主党が候補を擁立することになる。
立憲民主党は先週、世論調査を実施した。 どこの選挙区でもおおむね10ポイント以上上がっていたようだ。 枝野幸男代表が政権交代に向けて自信を深めていたのもこの結果がもとになっていたようだ。 しかし、立憲執行部はこの世論調査結果を所属議員に配らないことを通達した。 なぜなら菅総理の総裁選挙不出馬で状況が一変したからだ。
いまのところ予想される政治日程は下記の通りだ。
9月29日 自民党総裁選挙
9月30日 自民党役員人事
10月 1日 臨時国会召集 首班指名
10月 4日 閣僚呼び込み 認証式
10月 8日 所信表明演説
10月11日……
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)