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第207号. 男性の受給する遺族年金計算と、依然として女性に不利な社会が続く原因。

事例と仕組みから学ぶ公的年金講座
こんばんは! 年金アドバイザーのhirokiです。 遺族年金は女子が貰う事が多いですが、男性でももらう事は出来ます。 しかしながら男性が遺族年金を貰ってる事はあまり多い事例ではありません。 これは今までも申し上げてきた事ではありますね。 平成26年4月に、それまで妻と子にしかもらえないはずだった国民年金からの遺族基礎年金が貰えるようにはなりましたが、何かと男性が貰う遺族年金は少ないです。 なぜ女性優位の年金になってるのでしょうか。 一つの理由としては、昭和の時代は夫が厚生年金に加入して30年とか40年ほど働いて、年金受給者になったら夫婦二人分の厚生年金を夫にすべて支払うというのが、昭和の頃の年金制度でした。 厚生年金は夫1人に夫婦二人分の世帯単位の年金を支払うというものでした。 この形だったというのは、今存在する年金問題である国民年金第3号被保険者や、年金水準などを考える時に必要になる知識であります。 サラリーマン家庭だと、女性は家の事を守るものであるという価値観だったので、女性は年金には加入しないでいいかなという考えでした。 そうなると女性は無年金になるけど、夫に夫婦二人分をひっくるめた厚生年金を支払うから、それで夫婦の老後は生活していってくださいよと。 夫が死亡したら、夫の厚生年金を遺族年金として妻に支給して、妻が終身でその遺族年金を受け取ればよいという流れですね。 遺族年金を妻に終身で支給する事で、妻の老後保障の役割もあったのです。

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  • まぐまぐにて公的年金に特化したメルマガ。 制度の仕組み、年金計算の流れ、年金の歴史、考え方、年金と関連して把握しておかなければならない社会の出来事など幅広く主に事例形式で考察していきます。 年金はその時だけの制度を見ればいいものではなく、様々な事が複雑に絡み合っています。 このメルマガを読んでいれば自然と年金に対する理解を得る事が可能です。 高齢者から子供まで全国民の生活に直結する年金制度を一緒に考えていきましょう。 ※まぐまぐ大賞3年連続受賞 ・2020知識ノウハウ部門4位 ・2021語学資格部門2位 ・2022語学資格部門1位
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