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『 田中優の未来レポート 』
第242号/2021.9.15
http://www.mag2.com/m/0001363131.html
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日本もエネルギー政策を方向転換せよ
「地球温暖化/電気の話と、私たちにできること」という新書を書いた。今回重点的に書いたのは解決策の方だった。というのは残念ながらパリ議定書に書かれた約束期限までにあと四年ほどしかないのに、まともな対策がないままだからだ。
そこで本書では実効性ある解決策を述べた。一つは二酸化炭素の発生源対策だ。日本で、そして世界各国でも最も大きな発生源となっているのは「エネルギー転換部門」、要するに石炭・石油・天然ガスなどのエネルギー燃料を使って「電気」に転換する部門だ。要は簡単に言えば発電所だ。この「エネルギー転換部門」からの二酸化炭素の排出が、日本では40.1%を占める。
これを大幅に減らさずに解決することなどできないからだ。解決策としてはこれまでの大規模発電所から高圧配線を使って、全国各地へと電気を配っていく仕組みを止めようと主張している。当然それは無理だという反論が出るだろう。これまでの電気の中央集権の仕組みに慣らされた人にとっては、それは無理で無茶な話だと思うわけだ。
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