総裁選が左右する安倍陣営の命運
「総裁選は安倍・二階の代理戦争」
自民党総裁選が17日告示、29日投開票の予定で進んでいますが、誰が次の総理になるのか、もちろん今の日本には重大な問題ですが、その裏で大きな戦いが展開しています。つまり、岸田前政調会長と高市前総務大臣を推す安倍、麻生、甘利のいわゆる「トリプルA」組対、河野行革担当大臣を推す二階幹事長、菅総理の連合軍の戦いという構図になります。
河野大臣は麻生派に属しますが、麻生大臣は河野氏に出馬断念を申し出ました。派閥のメンバーが立候補すれば、本来派閥としてそれを支援するのが筋ですが、これまで安倍、麻生ラインで築いてきた形が、「河野総理」で破壊されるリスクを恐れたためです。しかし、麻生派の中にも河野大臣を推す人が少なくなく、結局河野大臣は麻生派を割る形で立候補を表明しました。
二階幹事長とすれば、自分のポストを奪った岸田候補は許せず、河野大臣を支持する形になりますが、菅総理も安倍前総理の片腕であった今井氏が岸田候補の戦略作成に関わったことを裏切り行為と見ています。結局、安倍麻生陣営対二階菅陣営の戦いとなり、その駒となったのが前者の岸田、高市候補、後者の河野候補ということになります。
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