メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く
1. コラム「タカオカ的ナウい日常」 ─ バブル世代の生き残りが日々の生活の中で面白いと思ったモノやコトを独断で綴っていくコラムです。イマドキとは微妙にズレてる観点を前面に出していきたいと。それでは「おじさんLINE」全開で語っていきます! vol. 84 『一人称』 我が強い女性からは逃げ出したくなる高岳です。 僕がAmazon Primeの『バチェラー』の大ファンなことは本コラムでも何度か書きました。 そして、同番組の男女逆転版である『バチェロレッテ』は逆にファンでないことも。 正確に言うとバチェロレッテのヒロイン役である福田萌子さんが苦手で。 たまたま『バチェロレッテ』の最終回、福田萌子さんと彼女を射止めようとして男性陣がスタジオで再会するという番外編を見たのですが(前にも見たことがあるので2回目)そこでなぜ僕が萌子さんを苦手なのか再確認しました。 「私が」「私の」「私は」という一人称がものすごく多いんです、萌子さん。(ご興味あるかとはご覧あれ。百聞は一見に如かずとはまさにこのことかと) そうすると会話がすべて自分自身だけのものに置き換えられてしまう。 極論すれば「私が決めること」「私の勝手」「私は気にしない」となって会話そのもが成立しなくなります。 以前のコラムでも彼女は「芯」が強いのではなく「我」が強いのではないかと書きました。 それは決して個人としてありようを非難しているわけではなく(それは彼女の生き方でしょうし、実際に番組では一定の人気を博したそうですし) でも僕はこういう「我」の強い方が苦手です。 逆に、「あなたが」「あなたの」「あなたは」と会話の主語を相手にする方もいます。 こうすることで自分語りよりも相手に対する興味を先行させるんですね。 もちろん主語となった相手の方は話しやすくなりますし、自然とコミュニケーションも弾むことになります。 時折、第三人称(彼、彼女、あの件、この件、等)を主語にもって来るのもよいでしょう。(彼とか彼女の場合は悪口や陰口にならないように気をつけて笑) これは普段の会話でもそうですが、ビジネスの商談などでも効果的面です。 「我が社の〜」から始まる自社アピールも時には必要ですが、「御社の〜」から始まる先方への興味の発露や課題のヒアリングの方がはるかに良いインパクトをもたらします。 ぜひご自身でも「第一人称」チェック、やってみてください。 特にお酒の入ったときなんかは気をつけて。「俺の〜」っていう武勇伝は周りからすればただの自慢話なので苦笑 そんなわけで、萌子さんが麻布十番界隈に出没していると聞くたびにビクビクしている港区おじさんでしたw 2. メイン「銀行とP&Gとライブドアとラムチョップ」 ─ 日本で唯一の数奇なキャリアを歩んできた筆者が、実際に見て、聞いて、体験した「ここだけ」の話の数々。単なるゴシップに終ることなく、それぞれの会社への愛情を込めて、皆さんのお役に立てるお話を綴れればと。 『やりたいこと、ありますか?』 いきなりドラマの熱い台詞みたいなタイトルですみません。 でもこれ、皆さんならなんて答えますか? 今の僕ならこうです。 「あります!テクノロジーで飲食店のオペレーションをめちゃくちゃ改善して、お店のスタフやお客様がもっともっと楽しい時間を過ごせるようにすることです!」 あえて「今の僕なら」としたのは、やりたいことは当然ながら時々によって変わっていくものだからです。僕はもし飲食の世界である程度の結果を出すことが出来たなら、保育と介護の世界にチャレンジしたいと漠と考えています。 一方で、自分がやりたいことがまだわからないという人、結構いるのではないでしょうか? でもそれって全然不思議じゃないかと。 例えば、小さな頃に宇宙飛行士になりたかったとして、実際に成長してみると気づかないうちに全然違うルートに進んでいるなんてことは当然と言えば当然ですよね(宇宙飛行士になる人が世界中の一握りであることを考えればなおさら) で、ある時からやりたいことがわからなくなって、あるいは意識しなくなって、日々を過ごしているみたいな。 偉そうなことを言っている僕も、銀行を辞めてP&Gに入った頃あたりは自分で何がやりたいのかさっぱりわかってなかった。なんというか、ひたすら日々を必死で生きたていた感じです。 なのでいまは自分の「やりたいこと」がわからない人でも、焦る必要は全くなく、まずは目の前のことに懸命に取り組んでいけばよいかと。(そこはちゃんと取り組んでくださいね。ここで何も考えず適当にやってたら、本当に時間だけが過ぎちゃうので) ところでベンチャーを始めてからちょっと気になることが。 やりたいことは?の答えとして 「時価総額1000億のユニコーンを作る!」 とか 「グローバルに展開して世界を変える!」 とかっていう話をガチに聞いたりします。 そのこと自体を否定するつもりはありません。 でも、率直にいってこう思ったりもします。 それって本当にやりたいことなのかな、と。 「時価総額をxx」とか「世界を変える」とか、いかにも起業家の決まり文句って感じで、個々のやりたいことというのとは違うんじゃないのかな、と。 同じく起業家あるあるで、やたら肩書きがCxOであることにこだわったり、資金調達しましたってプレスリリースが出てもそれで何をしていくのかが抽象的だったり(写真はだいたいアーティストっぽいのだけどw) 日本でも起業する環境が整ってきて、若い世代を中心にベンチャーを起こす、あるいはベンチャーに飛び込むことが流行りみたいになってる感があるのだけど、「起業する」こと自体が目的になっていると、じゃ何をやりたいのと聞かれても「時価総額をxx」とか「世界を変える」とかになっちゃうのかな、と。 まぁ、若くしてベンチャーで一発あてて、一攫千金して、その後はエンジェル投資家として悠々と暮らしていく、というのもそりゃそれで人生の選択だとは思うのですが、それを「やりたいこ」と掲げる人には惹かれなくて。話しててつまんないし。 ならば、企業に就職して、やりたいことがまだわからなくても、必死で日々の仕事にぶつかっている人の方が、魅力的だなぁと。 と、段々と話がベンチャーとそれを支えるVCの村構造の問題に寄ってきちゃってるので、ここまでとして(このテーマについては別途記します!) あ、ちなみに、上記は世代論としての「今時の若者は〜」的なお説教めいた話しではありません。 むしろオリンピックのスケートボード等で見られたように、僕ら世代からすると「今の若い世代はいいなぁ」と感嘆させられたり。(それがまたその世代からすると当たり前なわけで、なんでおじさん世代はいちいちこれで感嘆するの、って感じなのでしょうが笑) こんなnoteとかもあって、その世代の人たちからすると「Z」とかって一括りにされるのも嫌なんだろうなと。 「Z世代」と呼ばれることが嫌い。 https://note.com/kusuko0207/n/n11ec28e84d58 そういえば僕らも就職したばかりのころ「新人類」なる世代レッテルを貼られて辟易していたなぁと。 と、さらに脱線したので戻ります! じゃ「やりたいこと」ってどうやって見つけるんでしょう?

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 550円 / 月(税込)
  • 月2回配信