「金融相場」、終わりの始まり
「FRBもテーパリング準備」
来週21,22の両日、米国ではFOMC(連邦公開市場委員会)が開催されます。先の米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、FRB(連邦準備制度理事会)が11月のテーパリング開始に向けて準備していると報じ、来週のFOMCでその決定がなされる可能性を示唆しました。パウエル議長も先のジャクソンホールでの会議(オンライン)で、年内のテーパリング開始を示唆していました。
FRBのタカ派、ハト派で多少のニュアンスの違いはありますが、年内にテーパリング、つまりFRBの資産買い入れを漸減し、いずれ終了する作業を開始し、来年中にこれが終了し、23年には利上げが始まる、というのが市場のコンセンサスになりつつあります。パウエル議長はテーパリングと利上げとは全く別物で、テーパリングは緩和に変わりなく、その度合いを小さくするだけと言います。
それでも米国での量的緩和のピークは間もなく到来し、その後は緩和の度合いが縮小に向かう「転換」がなされることに変わりありません。そしてその後に「利上げ」が控えていることもほぼ認識されています。従って、テーパリングの開始決定は、「金融相場」の終わりの始まり、ともいえます。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)