メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

2021年9月17日号(Vol.178)-交渉人の倫理観(2)&挑発行為を再開した北朝鮮の真意

最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』
第178号(2021年9月17日号) 『最後の調停官 島田久仁彦の無敵の交渉・コミュニケーション術』 はじめに: いつもお読みいただきありがとうございます。 また、コメントやご質問、ご相談も頂戴し、本当に嬉しいです。 今週号のメルマガですが、 まず【1】のコーナーでは、今週も先週号に引き続き、 交渉・コミュニケーションの際に必ず直面するジレンマである 【ネゴシエーターは真実を伝えるべきか】 という倫理観についてお話しします。 今回は、『いかにして相手に嘘をつかせないか』という方法についてお話しします。 内容は、本編をお楽しみに。 次に、国際情勢ですが、今週もいろいろな動きがありました。 まず、例年よりも随分と早く、国連総会が9月14日に開会しました。 今年もオンライン開催となりましたが、総会開会に先立ち、 グティエレス事務総長による【Our Mission Agenda】が発表されました。 核廃絶への新たな決意が述べられたAgenda for Peaceをはじめ、Summit of the Futureの設立を提言するなど、 非常に未来志向な決意を述べた内容になっています。 今後、少なからず、国際情勢の方向性に影響を与えるものであると考えますので、 ぜひお読みになってみてはいかがでしょうか? その約10日早く始まった国連総会中にも、各国の大きな関心を集めているのが、 世界各地で起こる非常におぞましい紛争についてです。 一つは、アフガニスタン情勢です。 カブール陥落から一か月経過しましたが、タリバンによる統治は、安定ではなく、 大きな混乱と悲劇をアフガニスタンの国民にもたらしていると思われます。 いろいろとありますが、この話題については、また近いうちに。 二つ目は、最近、【国際情勢の裏側】でもお話ししたエチオピアのTigray紛争絡みで起きている虐殺などの被害でしょう。 先日の記事の後も、アムハラ州を中心に市民の大規模殺害が起きており、情勢は収まるところを知りません。 情報が政府によって遮断されている中、詳しい情報を知ることは、これまで以上に困難ですが、 また何か伝わってきましたら、ぜひお伝えしたいと思います。 三つめは、久々に注目を集めることになった【北朝鮮によるミサイル発射と核開発再開の疑惑】についてです。 9月15日にも2発、日本の排他的経済水域(EEZ)内に2発の弾道ミサイルと思われる飛翔体が落下しました。 またその2日前には、北朝鮮曰く、巡航ミサイルの発射実験に成功したとのこと。 急に最近になって北朝鮮による挑発が活発化してきましたが、これはどのような真意があるのでしょうか? 【2】のコーナーで深堀して分析してみたいと思います。 今回もいろいろなお話しをしますが、どうぞお付き合いくださいね。 それでは今週号、スタートします★

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』
  • 世界各地の紛争地で調停官として数々の紛争を収め、いつしか「最後の調停官」と呼ばれるようになった島田久仁彦が、相手の心をつかみ、納得へと導く交渉・コミュニケーション術を伝授。今日からすぐに使える技の解説をはじめ、現在起こっている国際情勢・時事問題の”本当の話”(裏側)についても、ぎりぎりのところまで語ります。もちろん、読者の方々が抱くコミュニケーション上の悩みや問題などについてのご質問にもお答えします。
  • 880円 / 月(税込)
  • 毎週 金曜日(年末年始を除く)