久米信行ゼミ「オトナのための学び道楽 」
毎月第1-4 火曜日発行 vol.54 2021/09/21 発 行
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4.久米のイチオシ
9.11の謎を解く映画「記者たち 衝撃と畏怖の真実」
ラガーさんから、9.11に関する映画をイチオシしてもらいましたので、私も同テロを扱いながら全く違う切り口の映画をご紹介しましょう。
この映画は、9.11をきっかけとして、米国の大統領はじめ政府が、そして巨大メディアがどう動いたかを探る記者たちが主役。言うならばドキュメンタリータッチの映画です。
最近のニュースで、9.11の裏にはサウジアラビア政府の関与があったのではという米国FBI極秘資料が、バイデン大統領の指示で公開されて話題になっています。
NHK web特集 9.11は未解決!? 閉ざされた真相
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210909/k10013249291000.html
しかし、当時の米国政府は、テロは大量破壊兵器を隠し持つサダム・フセインの仕業としてイラクを攻撃、泥沼の戦争がはじまります。それが、現在のアフガニスタンの状況にも間接的にはつながっているのです。
ところが、そのイラク攻撃が、実は、ほとんどガセネタで行われたことを、小さなメディアの記者たちがつかんでスクープしようとします。しかし、米国を動かす巨大な産軍複合体と、その代弁者たる政治家によって、大メディアも報道しないまま、戦争入りしていくのです。恐ろしいですね。
まだ、こうした映画が作られ公開されたり、サウジアラビア関連の資料が公開される分だけ、米国には自浄能力があるのかもしれません。
しかし、イラク戦争で使われた巨大な戦費は、なんと約450兆円~670兆円。高くついた東京オリパラでさえ、200回以上開催できる天文学的数字。
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