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風の声を聴く【風の収束とモデル間差異】210919

気象予報士 荒木真理子の『風の声を聴く』
  • 2021/09/19
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◇──────────────────────────────────────────────◇ 気象予報士 荒木真理子の 『風の声を聴く』 ◇────────────────────────────────────────2021.9.19号 ◇ 「台風のシナリオ、大幅に変更することになるかと思います!」 16日朝、雲画像を見ながら、気象庁の予報官と連絡を取り合っていました。朝には衰退するだろうと思われていた台風14号は、まるで息を吹き返したかのように、再び発達を始めたのです。 台風のシステム構造がコンパクトで盛衰が激しく、強度予報が難しい…予報官の本音でしょう。たしか、2019年の房総半島を襲った15号の時も同じようなことがありました。小さいがゆえ、難しい。 温帯低気圧に変わる予想から、一夜にして台風のまま列島を横断する危険な進路に変わった台風。MSMやGSMの計算値と、気象庁の台風進路予報は乖離し、解説も難局を迎えました。 台風14号の軌跡は、また次号でまとめます。まずは、この2週間で、解説が難しかったケース、さらに警戒を緩められない秋台風について、おさえていきたいと思います。

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