《抜粋》
昨日9月20日、中国では「恒大集団」が「事実上のデフォルト」
に陥りました!
「恒大集団」は、9月23日に社債の大規模利払いを迎えますが、
おそらく中国政府はこれを救済しないでしょう。
中国の「灰色のサイ」がとうとう動き始めました!
この「中国恒大集団の事実上のデフォルト」は、習近平政権による
「みせしめ」の色彩が強いです。
経済音痴の習近平政権は、「30年前の日本の不動産バブル崩壊」
を反面教師にして、「数々の弥縫策」を講じています。
彼は「中国不動産バブルのソフトランディング」を狙っています。
が、「恒大集団」のデフォルトは、中国不動産バブルの崩壊の「引
き金」となるでしょう。
一方、この「中国不動産バブルの崩壊」が、「サブプライム危機」
並みの「グローバル規模の金融システミック危機」に発展する可
能性は低いです。
目下のところは、「中国の経済成長」だけが大きくスローダウン
してゆく可能性(危険性)のほうが高いです。
今後の中国経済は、かつての日本の不動産バブル崩壊時のように、
「長くて苦しいデレバレッジ(超過債務の削減に次ぐ削減)時代」
を経験することでしょう。
しかしながら、「中国一国の経済成長が大きくスローダウンする」
ことは、海外株式市場にも大きな影響を及ぼします!!!
銅や鉄鋼石などの資源もグローバル規模で安くなるでしょう。
内外の株式市場では、中国経済と深く関わってきた企業群の株価
の大幅安が見込まれます。
「総裁戦」に沸いていた日本株式市場とて例外ではありません。
9月21日~22日にはアメリカでFOMCが開催されます。
この日のパウエルFRBは、高止まるインフレ率に警戒して、マー
ケットの想定以上に「タカ派的」に転じる可能性も指摘されてい
ます。
中国経済に激震が走る中にあっても、中国経済にダメージを与え
たいいがために、FRBが予想に反して「タカ派」に転じる可能性
も指摘されています。
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