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2021年9月24日号(Vol.179)-交渉人の倫理観とは(3)&混乱の国際情勢と国連の役割とは?

最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』
第177号(2021年9月10日号) 『最後の調停官 島田久仁彦の無敵の交渉・コミュニケーション術』 はじめに: いつもお読みいただきありがとうございます。 また、コメントやご質問、ご相談も頂戴し、本当に嬉しいです。 今週号のメルマガですが、 まず【1】のコーナーでは、今週も引き続き、 交渉・コミュニケーションの際に必ず直面するジレンマである 【ネゴシエーターは真実を伝えるべきか】 という倫理観についてお話しします。 交渉や商談において、自身に不利になるかもしれない情報を伝えるべきか否かという状況に立たされた時、 皆さんならどうされますか? 「相手は気づいていないのだから、黙っておこう。」 と思うか、それとも 「ネゴシエーターは常に真実を伝えるべきである。」 と思うか。 Negotiator’s Ethicsと言われる問題で、それはよく撞着語法・矛盾語法ではないかと揶揄されるのですが、 これまで2週間お読みいただいて、皆さんならどうお答えになるでしょうか? 内容は、本編をお楽しみに。 次に、国際情勢ですが、今週もいろいろな動きがありました。 14日から気候変動サミットや、エチオピアのTigray紛争、 アフガニスタン問題などを話し合うためにオンライン形式も交えて『プレ国連総会』が開催されていましたが、 21日にはついに毎年恒例の首脳による演説が行われました。 2年ぶりに対面で行われた国連総会ですが、一部首脳はまだオンラインで録画された演説を行うという、 ハイブリッド形式で行われた初めての国連総会となりました。 さて、この国連総会の様子を、プレ会議から傍聴してみて(そして、一部、参加して)感じたことは、 【国連での議論はこれまで以上に各国の国内情勢に大きく影響され、76年前の創立の理念が薄れてきている】 ということです。 毎年この時期になると、国連を懐かしむ気持ちからこのテーマについて書きたくなりますので、 今回は【2】のコーナーでお話いたします。 他には、【民主派勢力と国軍が首都圏・地方問わず武力衝突を繰り広げ、死傷者が多数出ているミャンマー情勢】、 【出口が見えず、地域紛争の様相を呈してきたエチオピアのTigray紛争】、 【アフガニスタン情勢の混乱】、 そして【北朝鮮の核開発疑惑の再燃とミサイル開発】など、いろいろな懸念事項がありますが、 それらにも少しずつ触れたいと思います。 今回もいろいろなお話しをしますが、どうぞお付き合いくださいね。 それでは今週号、スタートします★

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  • 最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』
  • 世界各地の紛争地で調停官として数々の紛争を収め、いつしか「最後の調停官」と呼ばれるようになった島田久仁彦が、相手の心をつかみ、納得へと導く交渉・コミュニケーション術を伝授。今日からすぐに使える技の解説をはじめ、現在起こっている国際情勢・時事問題の”本当の話”(裏側)についても、ぎりぎりのところまで語ります。もちろん、読者の方々が抱くコミュニケーション上の悩みや問題などについてのご質問にもお答えします。
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