2021年 第 38 号
【長尾和宏の「痛くない死に方」】
こんばんは。長尾和宏です。
先週の台風は大きな被害をもたらさなかったので、ほっと胸を撫でおろしてい
ます。
早いもので、昨日は秋のお彼岸でしたね。残念ながら僕は墓参りに行く時間は
ありませんでしたが、往診の途中で、お家の庭に咲いている彼岸花に、今年も、
もうそんな季節なのか・・・と時の移ろいを感じます。
山口百恵さんのヒット曲でこの花の別名が、「曼殊沙華」というと知りました。
あの真っ赤な炎のような花弁の色とどこか妖艶な形に相応しい名前ですよね。
子どもの頃は、この花を見るとちょっとドキッとするほど怖かったのを覚えて
います。「死の花」のイメ―ジが強かったのでしょう。
霊界に誘われるような気がしたものです。
しかしマンジュシャカはサンスクリット語で、「天界に咲く花」という意味で、
おめでたい事が起きるとき、天からこの赤い花が降ってくるのだ、という仏教
の経典から来ているそうで・・・実は、おめでたい花だということ。
さて、山口百恵ちゃんが歌った、「曼殊沙華」は、阿木燿子さんの作詞で、
となれば作曲はもちろん、映画『痛くない死に方』に出演された宇崎竜童さん。
1978年のリリースで、キャッチコピーは、
「あなたの前で女でありたい。私はもうはたち…」
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)