自民党総裁選挙もいよいよ終盤戦だ。
街頭演説ができないぶん、テレビやネットでの討論に重きを置いた選挙戦になっている。 4候補同士の討論では、河野氏に対しての質問が多く河野氏の政策に対して疑問を呈する場面が目立つ。 裏を返せば河野氏が党員票で圧倒的に有利で、その票を減らさないと自分たちが勝利できないことの裏返しとも言える。
報道機関の調査によると、河野氏は党員票で40%を超える支持となっている。 読売新聞の党員調査を参考に記す。
河野太郎 40%
岸田文雄 22%
高市早苗 20%
野田聖子 6%
日本テレビの調査でも
河野太郎 40%
岸田文雄 21%
高市早苗 15%
野田聖子 5%
となっており河野氏の優位は揺るがない。
次に議員票の獲得予想を報道機関の調査で見てみよう。
時事通信の調査によると、
河野太郎 118票
岸田文雄 104票
高市早苗 79票
野田聖子 21票
未定 39票
回答拒否 22票
投票先が定まっていない票が61票ある。
この61票が誰に行きそうなのか全く予想できないが、流れによっては議員票の順番は変動の要素がある。 「岸田氏逆転勝利」の根拠は、高市氏に入っていた票を安倍晋三氏が「岸田支持」の流れを作る、という想定に立っている。 しかし、「未定・回答拒否」の議員は河野氏に流れる可能性が高い。
総選挙を控えて「誰がトップなら勝てるか」と考えるからだ。
仮に、党員票で圧倒的に支持を得た河野氏が選ばれないとなると、自民党は党内民意を無視した結果となり、岸田政権は……
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