好調米国の成長を抑える思わぬ伏兵
「FRBの成長見通し引き下げ」
先週21,22日に行われた米国でのFOMC(連邦公開市場委員会)の関心は、もっぱらFRBの資産買い入れの漸減計画(いわゆるテーパリング)の判断に集まり、FRBは予想通り11月のFOMC後に開始する意向を見せました。これで当面の「不確定要素」はなくなったので、株式市場は大幅な反発を見せました。
しかし、今回のFOMC、メンバーの見通しにはいくつかの注目点があります。まず、成長率予想では今年の予想を前回6月の7.0%成長から5.9%に大きく引き下げたことです。しかし、経済評価については引き続き「好調」の認識は変わらず、その分22年の成長率を3か月前の3.3%から3.8%に引き上げました。
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