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第055号中編「栗と焼肉と超過勤務」

久米信行(裏)ゼミ「大人の学び道楽」
久米信行ゼミ「オトナのための学び道楽 」 毎月第1-4 火曜日発行 vol.55 2021/09/28 発 行 *========*========*=======*=======* ============= 2.今月の課題/「わたしが愛する秋の味覚」 夏が終わるのはどこか寂しいものですが、秋になればおいしいモノがいっぱい。みなさんが愛する秋の味覚を教えてください。できれば、それが買える場所、食べられるお店もいっしょに教えてくれたら嬉しいです。 ‐‐‐‐ ●ユーティリティー会社員/45歳/神奈川県 私にとっての秋の味覚はなんといっても「栗」です。 何故かと言えば、亡くなった祖父との思い出に紐付いているからです。 我が家は、両親共働きだったので、小学校から帰ってきた私と弟の面倒を見てくれたのが、同居していた祖父でした。 そんな祖父の好物の1つが栗。秋になるとおやつ代わりによく栗を茹でてくれ、祖父はナイフを使って、上手に皮をむき、私達にホクホクの栗を食べさせてくれたものです。ナイフの扱い方を教わったのもその時です。 栗の素朴な甘さと、寡黙ながらも愛情に溢れた祖父の優しさが重なり、今でも栗を食べると祖父を思い出します。 くめ>ユーティリティー会社員さん 同じく、おじいちゃん子だったくめです。家が自営業でバタバタしていたので、いつも、おじいちゃんが保育園の送り迎え。羽田空港やら東京タワーやらにも連れて行ってもらいました。懐かしくて泣きそう。 おじいさまが茹でてナイフでむいてくれた栗は、きっと特別ですね。ゆでたてのほくほくは美味しいんだろうなあ。うちのおじいちゃんは、もともとミシンでメリヤスを縫う職人で器用でしたが、おいしい栗を自ら茹でて食べさせてはくれませんでした。せいぜい天津甘栗を買ってくるぐらい。いいなあ。 ナイフの扱い方も小学生の時から英才教育をされたなんてうらやましい。イマドキの小学生は、おじいちゃんと同居しているケースも少ないでしょうし、肥後守やボンナイフで鉛筆を削ることもできないでしょう。30年後に、おじいちゃんと懐かしい栗の話ができる子供たちは、どれだけいるのでしょう??? =============3.「お笑いディベート道場」

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  • 21世紀の世界は驚きに満ちています。 海外はロンドンの片田舎から、シンガポールの怪しいマーケットまで。国内は美術館・コンサート・グルメ天国の東京から、ツアーガイドに載らない日本の秘境まで。DEEPな旅へと写真付きでご案内。 ネットはサブスク天国となり、古今東西のA級C級映画・アニメから伝説のライブまで、みんなで観たいものだらけ。経営者向けの講演や大学での授業、新聞連載やSNSでは紹介できないオモシロ怪しい超雑学的コンテンツをご紹介します。 大人のなんでも人生相談も毎週実施中ですのでお気軽にご相談を!
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