日本株式市場は、日経平均が3万円台に乗って割安感は解消した
ものの、「総裁選・解散総選挙」の上昇気流に乗ったまま。
その一方で、アメリカの長期金利の上昇、エルギー価格の上昇、中
国経済のスローダウンなどの海外要因で、日本株の上値は抑えら
れています。
9月22日発表の「FRBの経済見通し(9月版)」では、「今年2
021年は、インフレ率が3~4%台ならば、FRBはそれを放置
する。インフレ放置は2021年のGDP成長率をある程度犠牲
にする。今年の成長を犠牲にしてでも、FRBは2022年以降の
成長を加速させる」という「FRBの野心的かつ実験的な取り組み」
が如実に現れていました!!!
今のFRBは「しばらくはインフレ放任」という「ばくち」を打っ
ているのです。
その一方で、パウエル議長は22日の記者会見の中で、FRBがば
くちに敗れる場合も見越して、「テイパリングの加速」も明言。
アメリカの長期金利はスルスルと上昇し始めました!!!
この10月―12月は、アメリカ国内だけでも、「長期金利の上昇」
懸念、「債務上限引き上げ」問題、「テイパリングの加速」懸念など
など、リスク・イベントが目白押しです。
一方、習近平国家主席は、「中国不動産バブルの崩壊」さえも規制
強化と価格統制と監視強化で「ソフトランディングできる」と考
えている節があります。中国の経済成長は大きくスローダウンす
るものの、数々の弥縫策でこのソフトレンディングは当面は持ち
こたえるかもしれません。
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