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「婦人画報社のアロマテラピー雑誌の取材をうけました」

BHのココロ
  • 2021/10/02
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およそ20年前にアロマテラピーの専門雑誌『アロマトピア』に「蒸留技術とアラビア錬金術」と「蒸留術とルネサンス錬金術」という記事を書きました。それをもとにしたキンドル版を読まれた、婦人画報社のアロマテラピー雑誌『AEAJ』の編集者から、蒸留術の特集号の企画が舞い込みました。僕が協力するのは、アラビア世界の蒸留術についてのことのようです。 Zoom によるオンライン取材の前に質問表が送られてきましたので、僕なりに回答を書き込んだものを送り返して、それをもとに9月22日に約1時間ほど取材をうけました。以下では、質問表とそれに対する僕の回答を対話編にして転載します。この簡潔な対話編は、錬金術を手短に知るためには有益ではないでしょうか。 「はじめに」 Z:『蒸留技術とイスラム錬金術』と『蒸留術とルネサンス錬金術』は拝読いたしました。ご著書の内容とかぶる箇所も多いかと思いますが、改めてお話をうかがいたく、ご指導のほど、なにとぞよろしくお願い致します。 H:僕が翻訳したプリンチーペ著『錬金術の秘密』(勁草書房、2018年)が、最新の知見にもとづいた良書となっています。イスラム世界の錬金術については第2章、イスラム世界が継承したエジプトについての第1章も大事です。 Z:「中世イスラム世界」イコール現代の「イラン・イスラム共和国」という認識でよろしいでしょうか。

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