【突破口】
長い長〜いトンネルをようやく抜けようとしていた。
梅雨が明けてようやく青空が見えるようになってきた。
「突破口は必ずある!」
心が折れそうになるとき、リュウトが自分に言い聞かせる魔法の言葉だった。
解決策が見つからなくても、突破口は必ずある!
突破口が開けば自然と解決されていくのである。
セミナーもなく、個人セッションもなく悶々と日々を送っていたリュウトは、突破口だけが唯一の希望だった。
しかし、そんな中でも書くことだけは続けていた。
いつか出そうと思っていた本、「わたしは王〜第2弾」を書き終え、見直しをして原稿を仕上げていたので、出版社の社長に提案すると、社長は喜んで、ぜひ原稿を送ってくれとのことだったので、原稿をメールで送ったのだった。
「これで突破口が開くかも」
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