《抜粋》
日本では新総裁に「何もしそうもない」「人柄だけは良い」人物が
選ばれました。「何もしそうにない」その人物は、「富裕層向けの金
融所得税の引き上げ」だけはしそうなので、日本株式市場は大幅
下落へ。
株式市場的には一番「つまらない人物」が選ばれてしまったので
す。
岸田新総裁の下では11月の衆議院選では自民党は勝てないかも
しれません。岸田新政権は1年の短命に終わる可能性もあります。
これは外人が最も嫌いパターンです。
かたやアメリカ。
パウエルFRBは、「年内の高インフレが、PCE上昇率が3~4%
台とFRBの想定の範囲内に留まるならば、FRBはこの高インフレ
を放置する」という「ばくち」に打って出ています。
その一方で、用心深いFRBは、この「インフレ放置」という「ば
くち」にFRBが敗れるケースにもちゃんと備えています。
22日の記者会見の中で、議長は「テイパリングの加速」の可能性
をも明言しました。
ウィズコロナ時代は、人手不足、エネルギー価格の上昇、サプライ
チェーンの目詰まりとも相まって、「高インフレ時代の到来」が予
想されています。
これに、中国・欧州での電力危機が重なって、これから年末にかけ
て、インフレはますます猛威を振るい始めることでしょう。
パウエルFRBは、「ばくち」に敗れることでしょう。
この「ばくち」に敗れるならば、FRBは「テイパリング」を加速、
2022年の利上げも前倒ししてくることでしょう。
すなわち、10月―12月のアメリカ株式市場の「最大のリスク」
は、FRBの想定を上回る高インフレです。それに伴う長期金利の
上昇です。
この秋のリスク・イベントをなんとか乗り越えたならば、アメリ
カ株式市場は再び上昇トレンドへ。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)