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知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
vol. 092
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みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。
今回は、WeChatとアリペイのミニプログラムについてご紹介します。
WeChatミニプログラムについては、もはや説明する必要もないかと思います。テンセントのSNS「WeChat」の中だけで使えるサイズの小さなアプリ内アプリで、飲食チェーン、小売チェーンなどがミニプログラムを公開し、手軽にモバイルオーダーやEC購入ができる仕組みとして、中国の小売業にとってはなくてはならないツールに育ってきました。
アリペイや百度も同様の仕組みを導入していますが、やはり先行するWeChatミニプログラムには追いつけずにいました。
しかし、工信部は「サイトリンク遮断問題行政指導会」を開催し、ネットのオープン化を進めました。これにより、WeChatのSNSで他社のサービスであるアリペイや淘宝網(タオバオ)、TikTokなどへのリンクを含むメッセージが投稿できるようになる見込みです。
つまり、アリペイミニプログラムもWeChatでのクチコミを利用できるようになります。これにより、アリペイミニプログラムがさらに成長する期待が生まれ、WeChatミニプログラムとの競争が激化しそうです。
今回は、工信部のネットオープン化による影響でどのようなことが起こるか、そして、WeChatとアリペイのミニプログラムにはどんな違いがあるのかをご紹介します。
知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 092
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▼目次▼
「テンセントの壁」が崩れ、ネットのオープン化で何が変わる?異なる流量戦略を持っているWeChatとアリペイのミニプログラム
小米物語その11
アリババ物語その11
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