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気象予報士 荒木真理子の
『風の声を聴く』
◇────────────────────────────────────────2021.10.3号 ◇
気象業界を密かに賑わせていた「モネの台風予言」。NHKの連続テレビ小説「おかえりモネ」で、台風接近のシーンが描かれるたびに、その台風と類似した台風が実際にやってくる事態になりました。9月の台風14号、そして今回の台風16号。特に今回の台風16号は、当初、長野の町や村が1級河川の越水・氾濫で浸水するシーンのモデルとなった、2019年の台風19号つまり東日本台風と酷似したコースをGSMが計算していたので、おそろしくなりました。実際は、モネが生まれた日の1995年の台風12号に比較的近いコースになりました。(気象庁HPより)
ドラマで描かれるほど、印象的で影響が大きかった台風なのです。今回の台風16号も、上陸しなかったとはいえ、今後、引き出しの手前にしまっておきたい象徴的な台風だったと思います。振り返っておきましょう。
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