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伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』
第447号2021.9.28配信分
●自動車人となった最初からクルマは身近にあった
今私の手許にはクルマが一台もない。1970年18歳で運転免許を取得して以来
続いていた状況が途切れて3年が過ぎた。私は『クルマがなくても生活はでき
るが、クルマなしでは生きては行けない』。そう考えたのは自動車メディアで
やって行けると思えた10年目頃だろうか。
単なるレトリックではなかった。都市化が進んだ高度経済成長以降の首都圏
に暮らすかぎり、クルマがなくても特段不自由はしない。世界的に見ても他に
例がないほど普及した都市内/近郊の鉄道網は、その沿線に住まいを構えれば
日常的にクルマに乗る必要を感じさせない。
私の場合、通勤を必要とするサラリーマンの経験が一度もない。現業入は26
歳の時。爾来43年フリーランスの境遇であり、それ以前はモーターレーシング
を志してアルバイトに精を出す日々だったのはご存知の通りである。
幸運なことに18歳で自動車人となった最初からクルマは身近にあった。そこ
から隙間なく48年間自家用車を持ち続け、1998~2009年までは2台持ち(FR
×2~FR+HEV)が続いたりもした。
職業柄多彩な車歴を想像されそうだが、日産サニークーペGX(KB110)1970年、
ホンダシビックGL(SB1)1973年、フロンテクーペ(GXCF)中古1978年、ホンダプ
レリュードXT(SN)1981年、メルセデスベンツ190E(W201)1986年、トヨタアルテ
ッツァRS200(XE10)1998年、ホンダS2000(AP1)1999年、トヨタプリウス(NHW20)
2003年の全8車以上とかなり寂しい。
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