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伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』
第448号2021.10.5配信分
●現在の65歳以上は3515.2万人(28%)!
今読者の皆さんは、どのような見通しを立てて未来を進んで行く心積もりで
いるだろうか。当然のことながら、見通しは世代によって異なるに違いない。
成長過程にいる若い世代の多くは、生に対する疑いを抱くことなく日々を過ご
している。漠然とした不安を抱えながらも、ほとんど自動的に広がる未来に向
かって歩を進めているはずだ。
世に出て20年前後の”働き盛り”世代は、若き日に夢見たこととのギャップ
に悶えながらも現実に向き合い、まだ可能性の残る未来に思いを馳せている。
私の実感としては『人生は加速する』。歳を重ねるに連れて一年の長さが短く
感じられるようになる。それを自覚するのは多分老いることと深い関係がある。
その人の行動パターンにもよるが、初めて見聞きする瞬間という経験の多寡が
違いを分ける。
問題は高齢者と括られる世代である。今では65歳以上を指し74歳までを前期、
それ以上を後期高齢者と”分類”しているようだ。一般に15~64歳を労働生産
人口と国の機関などで規定している。少子高齢化社会が避けられない現実とし
て差し迫っていることから現在では65歳定年制が取り沙汰されているが、60歳
未満の定年制が法制上禁止となったのは1998年(施行)。思いの外最近の話だ。
かつては55歳定年制であり、社会制度もそれに対応していた。ほんの30年前
までは55歳で定年を迎えていた。ちなみに、1990年の65歳以上は1489.5万人。
20年前(1970年)のほぼ倍増。同年の総人口は1億2361万人であり、比率は12
%。大雑把に10人に1人が『高齢者』という勘定になる。現在の総人口は1億
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