気になるのは、
「太陽活動が予想外になってきている」
ということかもしれません。
強いんです、予想よりはるかに。
以下の記事に書きました。
◎ 太陽活動が予想以上に強い… (地球の記録)
https://bit.ly/3Bppgq3
もともと数年前から、「今後の太陽活動は極めて弱くなる」
ということを想定していたわけで、
気候も社会もそれに準じたものになっていくだろうと思っていました。
しかし、「ん?」と思ったのは、昨年 11月頃で、
その時ですでに、「予想と違う進行をしている」ことが示されていました。
以下の 2020年11月の記事に書いています。
◎太陽活動が異様に早い段階で活溌化していることに疑問を感じ、調べると、
米国の政府系研究所が「太陽活動周期サイクル25は近年最大のものとなる可能性がある」
と発表していたことを知る
https://bit.ly/3lm4lyz
アメリカ国立大気研究センターという米国政府系気象研究所の科学者たちが、
「今後の太陽活動はこれまでで最強のもののひとつとなる可能性がある」
とした論文を発表していたのです。
読むと、非常に整合性があるもので、
「もしかして、これまで予測していたのと反対に行っちゃうの?」
という思いが当時あったのですが、
しかし、当時は新しい太陽活動周期が始まったばかりで、
「まだわかんないよね」というように思っていました。
しかし、先ほどの地球の記録の記事にも書きましたけれど、
https://bit.ly/3Bppgq3
その昨年 11月から現在に至るまでの、ほぼ11ヶ月間、
「ほぼすべて、予測より多い黒点数が記録され続けている」
のです。
どうやら方向として、
「以前の予測とは異なり、太陽活動は大きくなる」
というほうに進む可能性も出てきました。
そうなりますと、それまで予測していました「とても弱い太陽活動」の中での
社会、気候、病気の方向とは「逆の方向」に進む可能性が出てきたのです。
太陽活動には、黒点の数から、
・活動極小期(太陽黒点が常に少ない)
・黒点増加期 (黒点がやや多くなる)
・活動最大期(太陽黒点が非常に多い)
という大まかな分類がありますが、
「黒点が多い状態の社会」と「黒点が少ない状態の社会」は違うのです。
少なくとも歴史上では。
以下の記事など、過去にずいぶんと書きましたが、
それはもうずいぶんと違う。
◎戦争は? 革命は? … 次の新しい太陽活動「サイクル25」から考える
2026年までの社会の動向
https://bit.ly/3llrIIs
人々の感情や気質も大きく異なってきます。
20世紀初頭のロシアの科学者チジェフスキー博士は、
このそれぞれの「人と社会の状態」を論文で述べていまして、
その後の社会も、チジェフスキー博士の示した通りとなっています。
太陽活動による大衆の気質
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[活動極小期(第1期)] ※ これまでの約10年などの期間がこれに該当します。
・大衆の統合性の欠如
・大衆は政治的、軍事的な問題に関心を示さない
・穏やかで平和的な大衆
・寛容で忍耐強い大衆
・正しい思想を守るために戦うことへの情熱の欠如
・人々は闘争を放棄し、簡単に断念してしまう
[黒点増加期(第2期)] ※ 今年の春くらいから現在もこの期間に該当します。
・新しい指導者等が出現して大衆は次第に団結する
・政治的、軍事的な扇動が行われる
・新しい方針や計画が試される
・報道機関の影響力の拡大
・政治的、軍事的な問題に大衆は強い関心をもつようになる
・大衆は神経質でいらいらしており、この時期の後期の社会は次第に荒れてくる
また、この時期には以下の三つの特徴が顕著になる。
1. 大衆を引きつける新しい思想や考え方の出現
2. そのような思想による新たなグループ分け
3. 思想的な傾向の異なるさまざまな集団が結集することができる統一した思想の登場
[活動最大期(第3期)] ※太陽活動が強いのなら、数年後に到達する時期です。
・政治的、思想的な指導者たちが出現し、大衆に大きな影響を与える
・大衆に大きな影響を与える思想が出現する
・思想の中心場が出現し、大衆を鼓舞・扇動するようになる
・大衆運動の拠点が多数出現する
・大衆は、団結し、自己主張を始める
・大衆は、とても気が短くなり、目標の実現の障害となるものはすべて破壊する
このため、暴動、革命、衝突、紛争など流血を伴う惨事が相次ぐ。
このような特徴の結果として、黒点最大期には、革命、暴動、大殺戮、戦争、
新しい指導者の出現、反乱、社会変革、専制政治への反発、移民、
処刑などの激しい現象が発生する。
https://bit.ly/3llrIIs
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ここまでです。
簡単にいいますと、人間というのは、
「黒点が多いと荒れて、黒点が少ないと静かになる」
という単純なものでもあるようです。
このうち最も激しい[活動最大期(第3期)]については、
以前まで予測していたように、
「太陽活動が低い(全体としての黒点数が少ない)」
のでしたら、
「この時期はずっと来ない」
という可能性もあります。
この第1期、第2期、第3期というのは、時期的な区分ではなく、
あくまで「太陽黒点の出現数」を基準にしているものですので、
太陽活動がとても弱い場合、
「第3期が来ないまま、約11年間の太陽活動周期が終わる」
という可能性もあるわけです。
前回の太陽活動周期「サイクル24」では、
「一度も第3期の基準には達していなかった」
という可能性もありそうです。
サイクル24は、それほど弱い太陽活動周期でした。
前回のこのサイクル24は、2008年12月から始まり、2019年まで続きましたが、
過度に黒点が多い期間はほとんどありませんでした。
逆にいえば、
「だから、大戦争とか大革命はなかった」
とも言えるのかもしれません。
あるいは、2020年のコロナの行動制限にあれだけ従順に世界中の人が従ったのも、
関係あると思われます。
[活動極小期(第1期)]にあります、
・穏やかで平和的な大衆
・寛容で忍耐強い大衆
・正しい思想を守るために戦うことへの情熱の欠如
などがよく示されています。
そういう意味では、以前まで何年間も私自身が予測していました
「今後は太陽活動が極端に弱くなる」
という方向が、もし本当に外れて、今後「強くなる」のなら、
・穏やかで平和的な大衆
・寛容で忍耐強い大衆
という部分が「消える」ことになります。
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