メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

ドコモ「エコノミーMVNO」は昨年12月にチラ見せしたのが失敗か 石川 温の「スマホ業界新聞」Vol.438

石川温の「スマホ業界新聞」
--------------------------------------------------------------------------------------- 石川 温の「スマホ業界新聞」 2021/10/09(vol.438) --------------------------------------------------------------------------------------- 《目次》 1.NTTドコモがようやく「エコノミーMVNO」を発表 -----競争力に乏しい内容。昨年12月のチラ見せは失敗だった? 2.Facebookが海底ケーブル、ラストワンマイルの開発に注力 ------GAFAが本気でインフラ事業に乗り出してきた 3.アップル「Keynote」がテレワーク時代に合わせた機能強化 -----オンラインプレゼンで役に立つ「ライブビデオ」埋め込み 4.今週のリリース&ニュース 5.編集後記 --------------------------------------------------------------------------------------- 1.NTTドコモがようやく「エコノミーMVNO」を発表 -----競争力に乏しい内容。昨年12月のチラ見せは失敗だった? --------------------------------------------------------------------------------------- NTTドコモがようやく「エコノミーMVNO」を発表した。 ただ、昨年12月に発表した「ahamo」の衝撃的なデビューに比べると何とも中途半端でインパクトに欠ける内容だった。 実際のところ、どこまでユーザーが興味を示すかはかなり微妙だ。 現在のドコモユーザーで、あまりデータを使わない人が「それに見合ったプランがない」と嘆くのは無理もない。「ギガライト」を展開しているが、お世辞にもコストパフォーマンスがいいとは言えない。ドコモユーザーであまり容量を使っていないのであれば他社に乗り換えたくなるのもよくわかる。 だからといって「ドコモショップで契約できるMVNO」が、そうしたユーザーのニーズを満たすモノなのだろうか。おそらく、昨年12月の段階で登場していれば、印象も変わったが、すでにLINEMOが3GBで990円というミニプランを出し、povoは基本料金ゼロ円を打ち出している。 NTTコミュニケーションズで0.5GBで550円というプランを新設したが、他社に比べれば、安いという感じは全くしない。 ユーザーとすれば、一度、NTTドコモを解約し、MNP手続きをして、MVNOに新規契約する流れとなる。ソフトバンクなどはブランド間の移行がスムーズにできるのとは対照的だ。 KDDIとソフトバンクは一度、サブブランドを使っても、すぐにメインブランドに戻れるようになっているので、将来的に通信料収入の回復が見込める。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 石川温の「スマホ業界新聞」
  • 日々、発信されるスマートフォン関連のニュース。アップル・iPhoneにまつわる噂話から、続々と登場するAndroidスマートフォンの新製品情報。ネットワーク障害やキャリアの新サービスなど、話題に事欠かないのがスマートフォン業界です。膨大なニュース記事があるなか、果たして、どの情報が重要で、今後を占う意味で重要になってくるのか。ケータイジャーナリスト・石川 温が独自の取材網を生かしたレポート記事を執筆。さらに業界のキーマンにもインタビュー取材を行い、スマートフォン業界の「今」を伝えます。スマートフォン業界人の「必読紙」を目指します。
  • 550円 / 月(税込)
  • 毎月 第1土曜日・第2土曜日・第3土曜日・第4土曜日(年末年始を除く)