白馬社編集部と秋嶋亮の対談を収録した「週刊オンライン白馬社」の2021年9月の記事をまとめて配信しております。
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★第56号 国民を債務奴隷にした「帝国官僚制」とは何か?★
すでに国民負担率(お給料から徴収される税金と社会保険料の割合)は44%を超えている。つまり私たちは所得の半分近くを
国に奪われている。そして国民負担率は後数年で50%を超える。やがて60%になる。なのに年金や社会保障には全く還元され
ない。なぜこんな酷いことがまかり通るのか、その驚くべき事情について編集部と秋嶋亮が解説します。
編集: 国の借金が1216兆円に達したと発表されましたね。これは国民1人当たりに換算すると1000万円近い膨大な額です。
秋嶋: そもそも国税60兆円のほぼ全額が、公務員や準公務員の給与、彼らの福利厚生、財政投融資の返済、天下り団体の補
助金などに注ぎ込まれていますからね。これは役人が作った借金ですよ。国民の借金ではなく、公務員の借金なわけです。
編集: 準公務員とは独立行政法人を始めとする旧特殊法人などの団体職員、財政投融資とはこれらの団体が郵貯や簡保から
の借り入れることですよね。確かに役人が作った借金だ。
秋嶋: 公務員が税金を全部食っているから、国の予算の編成を全額借金で賄っているわけですよ。そしてそのツケが償還
費という形で国民に回されているわけです。なのに皆この仕組みを全然分かっていない。
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