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第185回 分散型金融開発ツール その1、ブラジルはビットコインを法定通貨にするのか?
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▼今回の記事
いつものように今回も、ビットコインを中心とした暗号通貨を巡る最新情報を紹介する。ブラジルによるビットコイン法定通貨化のうわさなど興味深い情報は多い。
次に、メインテーマとして「分散型金融(DeFi)」における開発ツールを提供するプラットフォームについて紹介する。今回はその概要である。
▼中国による暗号通貨取引禁止後の状況
中国が9月24日に暗号通貨の取引の全面禁止を発表してから17日ほど経ったが、ビットコインを中心とした暗号通貨の相場への影響は限定的であった。発表直後の一時的な下落の後、ビットコインは激しく上昇し、いまでは600万円台の王台を突破した。むしろ中国の発表で悪い材料が出尽くした感じになり、それがビットコインの相場を押し上げた格好になったようだ。
またビットコインの上昇には、これを後押しするさまざまな動きがあったことも事実である。そのうちのひとつは、ブラジルによるビットコインの法定通貨化のうわさだ。
●ブラジルによるビットコイン法定通貨化のうわさ
10月8日、「Yahoo!Financ」などから、ブラジルが暗号通貨ビットコインを法定通貨として認める法案を可決する準備をしているという報道があった。この情報源となったのは、ポルトガル語の暗号通貨ニュースサイトの「Livecoins」だ。ここではブラジルのリベイロ連邦副大臣の情報として、「ビットコインはまもなくブラジルで通貨になる」と報じた。
その後、複数のビットコインのインフルエンサーがツイッターでこの「ニュース」を報じ、「Yahoo!Finance」、「Bitcoin News」、「Coin Rivet」などのメディアもこのニュースを取り上げ拡散した。10月9日には、この発表の影響もあってか、ビットコインの取引数が急増した。これがビットコインの相場の上昇を後押した。
ブラジルがビットコインを法定通貨にすると、これはエルサルバドルにつぐ動きとなる。ブラジルのような大国が法定通貨化に踏み切ると、この流れは他の国々にも一挙に加速する可能性がある。
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