今のホンダを知る人には信じられないかもしれないがバブル崩壊直後にホンダは経営不振に陥ったことがある。どれくらい不振だったかというと、「三菱自動車がホンダを救済する形で買収するんじゃないか」?という噂が流れたくらいである。
自動車の国内販売が急速に悪化し、さらに円高に見舞われて海外での収益が上がらなくなった。2輪部門が黒字を確保したものの4輪部門は実質的に赤字に。ときにアメリカでは「ミニバン」ブームが起きていたが本田は対応するミニバンを持ってなかった。それどころか国内では工場の問題で「背が高い」ミニバンを量産することが難しい状態だった。全く新しい製造ラインを構築するのさえ難しい。それほど追い込まれていた。
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