メールマガジン・まぐまぐ140号
以前メルマガには犬語の習得について、犬が発する音の母音について詳しく書いたことがあります。
さて、では皆さん、「犬を読む」はできていますでしょうか?
犬を読む・・・というと、多くの人は犬の「ボディーラングエッジ」について学ばれますよね?
犬が尻尾を振っていると楽しい、犬の尻尾が落ちていれば楽しくない、または怖がっているとか?
カーミングシグナルはどうとか?
犬のボディー(体勢)や仕草を人間の「気持ち」に当てはめることばかりですよね?
楽しそう、悲しそう、怖がっているとか、怒っているとかどれも感情表現に直結して考える人がほとんどです。
そしてメルマガを読まれている方は、「心理」について少なくとも理解をしようとしている人が多いはずです。そうあってほしい。
「気持ち」=喜怒哀楽で表現できます。でも、心理はもっと生物学的で医学的精神状態のことを表します。
例えば、お医者さん。
お腹が痛い!と訴える患者さんの気持ちを見ますでしょうか?
お腹が痛い患者さんは、苦しんでいます。少なくとも楽しい気持ちであるはずはない。
痛いのだから、苦しい、そして怖い、あるいは痛みに対して腹立たしい人もいるでしょう。
でも、医者はどこを見ますか?痛みで苦しくて泣いている患者さんの気持ちに寄り添う前に、
冷静に病気の原因を突き止めなければなりません。治療を施さなくてはなりません。
患者さんの感情に振り回されて同調していては、何もできません。
患者さんの気持ちに理解を示すことは大事なことですが、そもそも気持ちとは「精神状態」の表れですから、
表面的に見える患者の感情より、その感情を作り出している心理状態を冷静に把握する必要があるのです。
毎月末に行っているZOOMアカデミーでは、動画を使って犬の「心理」の理解を深めてもらっています。
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