第005-2号 「実は、今は悪材料が山積」
PART1 Prof.サカキの市況展望
(執筆日時:10月15日16時)
[1] この1ヵ月の株価推移
まずは、この1ヵ月の株価推移を振り返ることから始め
ます。後講釈そのものになってしまいますが、過去の株価
推移を振り返ることは、「現在と将来」を考える上で唯一
の貴重な判断材料になりますので。
日経平均株価は、まず9月14日に「30,795円」の年初来
高値を付けました。17日までは高値もみ合いとなっていた
のですが、その後、「恒大ショック」が取り沙汰されて、
日経平均株価は17日の高値(30,541円)から(2営業日後の)
22日には「29,573円」の安値まで、たった2営業日で968円
も下がりました。
速やかに中国政府が不動産市場に対する一定の対応を
表明したことで、一旦は(27日の高値「30,414円」まで)
リバウンドしましたが、その次には29日に自民党総裁が
岸田氏に決まり、「岸田ショック」が発生して、日経平均
株価は完全に腰折れしました。
10月6日には「27,293円」まで下がり、菅退陣前(9月
2日の終値「28,543円」)さえも割り込み、8月23日の
株価水準、すなわち年初来安値が付いた日の翌営業日の
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