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「相続で気を付けるべき4パターン」「関西電力の脱税の闇」「電気料金爆上がりの謎」

大村大次郎の本音で役に立つ税金情報
  • 2021/10/16
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●相続で気を付けるべき4つのパターン 前号で述べましたように、相続税の課税最低限度が大きく引 き下げられ、庶民でも相続税を払う可能性がでてきました。 また相続税がかかる、かからないに関わらず、「相続」は誰 もが気にかけておかなければならない問題です。 中でも特に次の4つの境遇の人は、注意を要します。 「小金が溜っている人」 「家族のために多額の生命保険に入っている人」 「子供のいない夫婦」 「地価が上がっている地域に家を持っている人」 これらの人たちは、非常に問題が起きやすい要素を持ってい るのです。 相続で大きな問題になる人(遺族)のほとんどは、この4つ のうちのどれかに当てはまるのです。 では次項以下でこの4つの各々についてご説明しましょう。 ●小金が溜っている人 「小金が溜っている人」 というのは、金持ちとまでは言えないけれど、そこそこ資 産を持っている人です。 具体的な金額はというと数千万円から1億円程度です。 こういう人は、今の高齢者の中でかなりいるはずです。 1960年代、70年代に就職したいわゆる「団塊の世代」 では、最近、定年退職を迎えています。 彼らは、高度成長期やバブル期の恩恵を受けたために、比 較的、豊かな経済生活を送ってきました。 かなり退職金ももらっている人も多いです。 しかし、彼らのほとんどは自分が金持ちだなどとは思って いません。 彼らの世代では、もっと成功したりたくさん稼いでいた人 はたくさんいいたからです。 「自分の収入はそれほど多くない」 と思っているので、相続対策などはほとんどしていないの です。 「相続」は事前準備が非常に大事なことです。 だから、こういう小金を持っている人は、要注意なのです。 事前準備さえしていれば、「小金持ち」くらいの資産では、 相続税などで大きな打撃を受けることはありません。

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  • 元国税調査官で著書60冊以上の大村大次郎が、ギリギリまで節税する方法を伝授。「正しい税務調査の受け方」や「最新の税金情報」なども掲載。主の著書「あらゆる領収書は経費で落とせる」(中央公論新社)「悪の会計学」(双葉社)
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