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第213号.65歳未満の厚生年金はなぜ特別なのかという事と、失業手当を貰う場合の年金計算。

事例と仕組みから学ぶ公的年金講座
こんばんは! 年金アドバイザーのhirokiです。 現在、60歳から65歳未満までの間に貰える厚生年金は「特別支給の老齢厚生年金」と呼ばれます。 なぜ老齢厚生年金に「特別支給」なんていう用語がくっ付くのかというと、60歳から65歳までの年金はすでに昭和61年3月31日までに終わったにもかかわらず支給されているからです。 現在も支給されてる人が大勢いるのに終わったというと不思議な表現ですが、昭和61年4月からの新しい年金制度改正により今まで60歳から支給してた厚生年金は、今後は65歳からの支給にしますという事になりました。 65歳からは国民年金の老齢基礎年金と共に、上乗せとして厚生年金から老齢厚生年金を支給するというものになりました。 昭和61年4月1日以降は、今まで60歳支給だった厚生年金をいきなり65歳支給に変えたような事になりましたね。 しかしながら、いきなり60歳から65歳まで支給開始年齢を引き上げてしまうと、そろそろ60歳になろうとして年金生活を意識してたのに、突然の改正で「すいません今日からは65歳から支給する事に変更しました^^」なんて事になったら、確実に国民の怒りを買います。 そこで一定の生年月日の人は少しずつ支給開始年齢を引き上げる事で、支給開始年齢引き上げによる痛みを最小限にするような形を取りました。 男性であれば昭和16年4月2日以降生まれ、女性であれば昭和21年4月2日以降生まれの人から徐々に支給開始年齢の引き上げが始まりました。

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  • まぐまぐにて公的年金に特化したメルマガ。 制度の仕組み、年金計算の流れ、年金の歴史、考え方、年金と関連して把握しておかなければならない社会の出来事など幅広く主に事例形式で考察していきます。 年金はその時だけの制度を見ればいいものではなく、様々な事が複雑に絡み合っています。 このメルマガを読んでいれば自然と年金に対する理解を得る事が可能です。 高齢者から子供まで全国民の生活に直結する年金制度を一緒に考えていきましょう。 ※まぐまぐ大賞3年連続受賞 ・2020知識ノウハウ部門4位 ・2021語学資格部門2位 ・2022語学資格部門1位
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