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2020年代は、企業も政府も邪悪な存在となって私たちの前に立ちふさがる時代に

鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編
No.490 (2021年10月24日発行) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編 2020年代は、企業も政府も邪悪な存在となって私たちの前に立ちふさがる時代に - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - ★『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』のバックナンバーはこちらから購入できます。 http://www.mag2.com/archives/0001566290/ これまでの号はこちらでチェックしてみてください。 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 1950年代、すなわち昭和30年代……。この頃の日本は、まだまだ「村」を中心とした農村社会が色濃く残っていた時代だった。しかし、日本が工業化の道を歩み始めるようになると、人々は新しい生き方を選択する必要が生まれた。その時の人々を悩ませたのは、こういうものだった。 「今まで通り、慣れた故郷に残って農業をすべきなのか?」 「思い切って都会に出て、新しい仕事に就くべきなのか?」 現代に生きる私たちは、この頃の人々の悩みを見ると、「それは都会に出て新しい仕事を就いた方が良いに決まっている」と簡単に結論を出すのだが、それは私たちがそこから何が起きたのかを知っているからだ。 1950年代を生きていた人たちは、これから日本が凄まじい高度成長を遂げて工業国家として世界に君臨する国になるとは知らなかった。 だから、当時の人は「本当にこれでいいのだろうか」と悩みながら故郷の街から列車に乗って上野駅に降り立っていたのである。大量の若者を乗せたこの列車は当時「就職列車」と言われた。 もちろん、農村で生きる道を選んだ人たちも大勢いた。しかし俯瞰的に見ると、新しい時代に乗った人たちが経済的にも成功していったということが分かっている。この頃から「会社に勤める」というのは新しい時代を象徴する生き方となっていったのである。 この「会社に勤めて生きる」という生き方は、今も社会の主流である。しかし、すでにこの生き方は色褪せている。終身雇用が当たり前だった時代は終わり、企業は従業員を切り捨てる社会になっていったのだ。 そして今、私たちは1950年代の人たちが悩んでいたのと同様に、「新しい生き方」を選択する必要が出てきている。実は今、私たちの世界は「邪悪な世界」へと転換したのだ。それを自覚しているだろうか?

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  • 弱肉強食の資本主義が蔓延し、格差が急激に広がっていき、いよいよ日本人の間にも貧困が蔓延するようになってきています。経済暴力の中で日本人がどのように翻弄されているのかを、危険なまでの率直さで取り上げ、経済の分野からいかに生き延びるかを書いているのがこのメルマガ編です。
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