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中国不動産バブルは「現代のアヘン」、この幻影から永久に「立直れない」

勝又壽良の経済時評
  • 2021/10/25
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中国不動産バブルは「現代のアヘン」、この幻影から永久に「立直れない」 不動産バブルで党員を懐柔 虚データに騙された習近平 経済構造の異常な脆弱性! 独裁者が見せる意外な弱み 中国・清国は、アヘンで国を潰した。現代中国は、不動産バブルに取り憑かれている。アヘンも不動産バブルも覚醒剤である。 覚醒剤とは、どのような感覚なのか。覚醒剤を使用すると、活力と自信が増し幸福感に満ちた状態になるという。だが、この効果は数時間でなくなって、その後には疲労感や不快感が残ると説明されている。不動産バブルもこれに近い経済現象である。 現在の中国は、まさに不動産バブルという覚醒剤に酔った末期的な症状に陥っている。習氏が、政権を握って以来、本格的に「バブル覚醒剤」を打ち始めた。江沢民や胡錦濤の政権では、まだ住宅価格の上昇を警戒する姿勢があった。だが、習近平政権は不動産バブルを意図的に引き起し、これによる地価引上げがもたらす中央政府と地方政府の土地売却益増加に潤ってきた。厖大な軍事費は、この不動産バブルによる地価上昇分が支えたものだ。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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